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観て応援!2024`s 8月~12月

ジャスミン茶にカフェインがあるのを知らなかった
川崎市百合ヶ丘の美容室ブランカのまりです

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ペットボトルでコンビニでも良く見るようになったジャスミン茶は
緑茶やウーロン茶にジャスミンの香りをつけたお茶だそう

杏里さんが歌う「オリビエを聴きながら」の歌詞
~ジャスミンティーは眠り誘う薬~
以来カフェインレスと思い込んでいた

 八月納涼歌舞伎

秀山祭 九月大歌舞伎

錦秋 十月大歌舞伎

十一月歌舞伎座特別公演

十二月大歌舞伎

後半全て出揃いました

七月歌舞伎座

入場するのにもイヤホンガイドにも列ができており
人気の高さが伺えました

演目は
古典歌舞伎の王道 義経千本桜 に焦点をあて
主要な13役を團十郎さんが一人で演じ分け 衣装替えは39回
二度の宙乗りに立廻り
 展開の早さに目線が忙しい!
序幕で團十郎さんがかみしも姿で登場人物を大きな相関図を示しながらの解説に
閉幕後の挨拶もあり楽しい時間となりました

 

星合世十三團 ほしあわせじゅうさんだん

竹田出雲 作
三好松洛 作
並木千柳 作
織田紘二 補綴・演出
石川耕士 補綴・演出
川崎哲男 補綴・演出
藤間勘十郎 補綴・演出
静御前
相模五郎
小せん
片岡八郎/若葉の内侍
伊勢三郎
鷲尾十郎/お里

逸見藤太
お米
亀井六郎
駿河次郎

猪熊大之進
五人組作兵衛
梶原平三景時

お柳実は典侍の局
源義経
雀右衛門
右團次
児太郎
廣松
男寅
莟玉
新十郎
梅乃
青虎
九團次
市蔵
家橘
男女蔵
魁春
梅玉
発端
序幕




二幕目
   
   
大詰
    福原湊の場
第一場 堀川御所の場
第二場 伏見稲荷鳥居前の場
第三場 渡海屋の場
第四場 同  奥座敷の場
第五場 大物浦の場
第一場 下市村椎の木の場
第二場 同  竹薮小金吾討死の場
第三場 同  釣瓶鮨屋の場
第一場 川連法眼館の場
第二場 同    奥庭の場

英文のチラシもありました

 

< 歌舞伎美人より >

ポスターは全て團十郎さん


前列左から 佐藤忠信 / 源九郎狐 
   中央 卿の君
    右 いがみの権太(父・十二世團十郎さんに教えを受けた


同じく父・十二世團十郎さんに教えを受けた「渡海屋/大物浦」
銀平実は碇知盛

             
横川覚範実は能登守教経



左大臣藤原朝方 
青い隈は高貴な身分でありながら国の乗っ取りなどを企む悪や怨霊などを表しています


川越太郎


武蔵坊弁慶 髪形 車髷 
      赤い隈は若さや正義・力・激しい怒りなどを発散する力を表しています


入江丹蔵

主馬小金吾


鮨屋 弥左衛門


弥助実は三位中将維盛


佐藤忠信 髪形ー八方割れ

登場人物写真↑ 当時は十一代目市川海老蔵さん ステージナタリーより抜粋

 

銀座ひらいの煮あなごとかば焼きのならび弁当

幕間に準備!花道の真上をワイヤーが走り下手にのびております

二幕目後

劇場内いっぱいに桜が舞う中での終演

細やかな演出です↓舞ってきた花弁

 

歌舞伎座タワー5階

 

歌舞伎座ギャラリー回廊

第一期 歌舞伎座 1889年~
    ※木挽町ー 江戸幕府が造成した町で現在の東銀座・銀座

第二期 1911年~

第三期 1924年~

記憶に新しい第四期 1950年~

 

後ろのマダムが ほめたたえ 冥途の土産になった と何度もつぶやいていたけれど
皆さん拍手喝采で楽しんでおられました!
團十郎さん始め 役者さんのご活躍と

歌舞伎の益々の発展を祈念いたします


次回の公演からこちらに書き足して参ります

 

同月 キングダム大将軍の帰還

王騎 大沢たかお氏がいない秦国 いえ KINGDOMなんて…
I have intense sense of loss

八月納涼歌舞伎 


八月は通常の二幕から三幕となっており
私は二部を拝観いたしました


あっぱれ!勘九郎さんはすべての幕に出演されております

一 梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)

河竹黙阿弥 

髪結新三        勘九郎
弥太五郎源七   幸四郎
手代忠七        七之助
下剃勝奴        巳之助
丁稚長松         長三郎
お熊               鶴松
家主女房おかく 歌女之丞
車力善八         片岡亀蔵
加賀屋藤兵衛   中車
家主長兵衛      彌十郎
後家お常         扇雀

小悪党の新三は白子屋に出入りする髪結
白子屋では一人娘のお熊に婿を迎えようとしていますがお熊店の手代忠七と恋仲です
その事情を盗み聞いた新三は忠七に駆け落ちをそそのかしお熊を連れ出させます
ところが永代橋のたもとで突如豹変した新三に痛い目にあわされる忠七
新三はお熊をかどわかして身代金を要求しようと企んでいたのです
さて
お熊を取り戻すためにやって来た俠客の弥太五郎源七を追い返した新三でしたが
やりての長屋の家主・長兵衛が交渉に来ると…

二 艶紅曙接拙(いろもみじつぎきのふつつか)


富士山の山開きで賑わう浅草・富士浅間神社
夕涼みに人々が集まるなか江戸で評判の遊芸を見せる紅翫がやって来て
面を使った踊りや多彩な芸を披露します

紅翫      橋之助
虫売りおすず  新悟
朝顔売阿曽吉  中村福之助
大工駒三    歌之助
角兵衛神吉   勘太郎
町娘お高    染五郎
蝶々売留吉   虎之介
団扇売お静   児太郎
庄屋銀兵衛
   巳之助







八月納涼歌舞伎 初日 劇場前イベント

九月 秀山祭大歌舞伎※

※初代中村吉右衛門・播磨屋の俳号であり
残した偉大な功績を顕彰し卓越した芸を後世の役者たちへと受け継いでいくということで
初代の生誕120年を記念して2006年から始められた歌舞伎の興行のことです

2021年に養子である二代目吉右衛門が亡くなってからは
二代目の芸を顕彰して受け継ぐというものにもなっております

昼の部 

一 摂州合邦辻 合邦庵室の場

玉手御前 尾上菊之助
俊徳丸   片岡愛之助
奴入平  中村萬太郎
浅香姫 中村米吉
母おとく 上村吉弥
合邦道心 中村歌六

玉手御前は後妻に入った高安家で継子の俊徳丸によこしまな恋心を抱き
逃げ出した俊徳丸の後を追って 父合邦道心の庵室へたどりつきました
そこで俊徳丸が許嫁の浅香姫とともに匿われていました
娘の愚かな恋を嘆きながらも母のおとくは見放すことができず玉手を中へ通します
嫉妬と狂ったような恋心で迫る玉手は
俊徳丸の醜い顔も浅香姫と別れさせるために自らが飲ませた毒酒が原因だと告白
そんな娘の浅ましい姿を見兼ねた合邦は堪らず玉手を手にかけます
苦しい息のなか、玉手が打ち明ける俊徳丸への思いの真実とは

弘法大師御誕生一二五〇年記念
沙門空海唐の国にて鬼と宴す

夢枕 獏 原作
戸部和久 脚本
齋藤雅文 演出

空海    松本幸四郎
楊貴妃   中村雀右衛門
白楽天   中村歌昇
廷臣馬之幕 大谷廣太郎
玉蓮    中村米吉
春琴    中村児太郎
橘逸勢   中村吉之丞
杜黄裳   松本錦吾
白龍    中村又五郎
丹翁    中村歌六
憲宗皇帝  松本白鸚

阿倍仲麻呂/高階遠成 市川染五郎

唐の都長安が舞台 
市中では皇帝の次には皇太子も倒れるだろうという不穏な立札が夜な夜な現れる怪異が起きていました
遣唐使船で日本からやって来た空海は訪れた妓楼で白楽天たちが驚くなか
遊女の玉蓮に不思議な力を見せます
その後
皇帝の崩御を予言していたという化け猫の話を玉蓮から聞いた空海は
噂の屋敷へ向かい黒猫を頭に乗せた春琴という夫人が出迎え
怖がる橘逸勢を横目に空海はそんな状況すら楽しみ屈しませんでした
また
ある疑問を解くため白楽天を伴い50年前に葬られた楊貴妃の墓を探ります
街で知り合った謎の老人・丹翁から楊貴妃の時代に唐へ渡った阿倍仲麻呂の手紙を託され
遂に空海は時空を超えて唐王朝を揺るがす大事件の解明に挑みます

すっぽん
役者が思いを語りや見得やかたを決める花道の七三にあります

初!天むす弁当

シネマ歌舞伎10月前半 東劇

十八世勘三郎さん出演の豪華二本立て

らくだ 2008年8月 歌舞伎座


配役
紙屑買久六:中村 勘三郎
家主女房おいく:坂東 彌十郎
駱駝の馬太郎:片岡 亀蔵
半次妹おやす:尾上 松也
家主左兵衛:片岡 市蔵
手斧目半次:坂東 三津五郎

連獅子 2007年10月 新橋演舞場

歌舞伎美人より

配役

狂言師後に親獅子の精:中村 勘三郎
狂言師後に仔獅子の精:中村 勘九郎
狂言師後に仔獅子の精:中村 七之助
僧蓮念:片岡 亀蔵
僧遍念:坂東 彌十郎

映画館で拍手👏

錦秋 十月大歌舞伎

歌舞伎稲荷大明神

夜の部は二幕とも中村玉三郎さん坂東彌十郎が出演されます

婦系図

ドイツ語学者の早瀬主税は元は柳橋芸者のお蔦と人目を忍んで同棲をしています
恩義ある師の酒井俊蔵にも内証にしていましたが
ある夜
柳橋柏屋の奥座敷で主税は激しく詰問され「俺を棄てるか、婦を棄てるか」と迫ります
すりを働く少年から学者に育て上げてもらった恩義から
別れ話を切り出す決意を固めた主税はお蔦を湯島天神へと誘います


泉鏡花作
成瀬芳一 演出

早瀬主税  片岡仁左衛門
柏家小芳  中村萬壽 
掏摸万吉  中村亀鶴
古本屋   片岡松之助

坂田礼之進 田口守
酒井俊蔵  坂東彌十郎
お蔦
    中村玉三郎

源氏物語
六条御息所の巻

光源氏との子を身籠る葵の上は謎の病に臥しています
物の怪や生霊による祟りを疑い左大臣と北の方は比叡山の僧に修法を行わせたところ
護摩を焚く煙の中に感じ取ったのは賤しからざる身分の女
三か月ぶりに
光源氏は気品と美しさを兼ね備えた愛人である六条御息所のもとを訪れます
花見や連れ舞に興じ久方ぶりの再会を喜ぶ二人でしたが
次第に六条御息所は葵の上の懐妊やいさかいやを嫉みなじります
堪えかねて別れを決意した光源氏が屋敷を去ってしまい

残された六条御息所は

竹柴潤一 脚本
坂東玉三郎 監修
今井豊茂 演出

六条御息所     中村玉三郎
光源氏       市川染五郎
葵の上       中村時蔵
御息所の女房中将  上村吉弥
左大臣家の女房衛門 中村歌女之丞
比叡山の座主    中村亀鶴
左大臣       坂東彌十郎
北の方       中村萬壽

平安時代は髪が長いことも美人の条件なので
六条御息所の垂髪は足首近くまでありありました;
その長さのかつらがあるのも流石!

婦系図は作者の泉鏡花さんと師の尾崎紅葉さんとの実話がもとになっておりますが
尾崎さんが亡くなった後に分かれた女性と復縁されたそうです


ー 何かにつけて思うのは女性が自立する仕事がなさ過ぎる
 お蔦が主税と別れた後は髪結いの弟子にしてもらうと言っていたが
 女髪結いも約250年前位の江戸時代中期に生まれたそうだ ー

幕間にうろうろと劇場内の絵画

暫 尾形月山

青獅子 川口龍子 1950年

さじき 鏑木清方 1951年

最後尾でしたが通路隣のセンターだったので見通し良し‼

大阪 梵のヘレカツサンドは木挽町広場でも購入できます😋


3階で紅白の餅入り焼きたてGET✧♡

先人 思い出の歌舞伎俳優さん

10月 花嫁はどこへ 原題 Laapataa Ladies ピカデリー新宿

プロデューサーは日本でも大ヒットした「きっとうまくいく」で
ランチョーを演じたAamir Khanアーミル・カーン

恐ろしいことは少なめでインド社会を垣間見ることができます
エンディングは歌って踊ってほしかった~ ☆彡

彼がキーパーソン↓そうきたかぁ 

松竹公式サイトから引用

十一月歌舞伎座特別公演

大間の吹き抜けには、歌舞伎で欠かせない和傘が華やかに飾られお客様をお迎えします

口上太郎

目の前が女子高生さんの御一行様
いつもより外国人も多く
普段の公演とは雰囲気の異なる開幕

演目も違います
中村 虎之介さん【父は三代目中村扇雀氏 祖父は四代目坂田藤十郎氏・成駒屋】
による案内が楽しく
問答あり 客席に降りてきたり撮影OKもあります

良かった!
大きな映像で松本幸四郎さんによる歌舞伎座裏側の興味深いリポート
尾上松緑さん【音羽屋 藤間流 家元】が紋付姿で壇上にあがり談話もありました 

本日は上天丼弁当

焼きたて人形焼きはこしあんでした

二階

実際に触れることができる小道具の展示

11月上演の三人吉三巴白浪や石橋にちなんだフォトスポット

二幕 三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)
河竹黙阿弥 作

決めポーズと七五調の名台詞に江戸情緒溢れる

大川端庚申塚の場
お嬢吉三 尾上 左近
お坊吉三 中村 歌昇
和尚吉三 坂東 亀蔵


節分の宵
100両の金と名刀・庚申丸を手に入れたお嬢吉三は
その様子を見ていた浪人のお坊吉三に呼び止められます
互いに譲らず、一触即発のそのとき、和尚吉三が二人の間に割って入り…。
大川(隅田川)の川端にある庚申塚の前で
三人の盗賊が運命的な出会いを果たし義兄弟の契りを交わす名場面です

三幕 石橋(しゃっきょう)

獅子の毛振りも勇壮に華やかに踊る

獅子の精 尾上松緑 白毛
中村 萬太郎     赤毛
中村 種之助     赤毛
中村 福之助     赤毛
中村 虎之介     赤毛

唐の国の清涼山
文殊菩薩が棲むこの霊山に神秘的な力で自然に生まれた
ここ石橋のもとへ現れた獅子の精は牡丹の花が咲き誇るなか
勇猛な獅子の狂いを見せ舞い遊びます
後半では獅子の精が魅せる勇壮な毛振りが見られます

最後は薄紙の白雪が舞いました

日比谷から帰りました

今回知りました

7代目松本幸四郎氏(故人)が凄い!
長男が市川宗家の養子になった九代目市川海老蔵
次男は初代 松本 白鸚氏

三男は二代目尾上松緑さん



すなわち海老蔵7代目松本幸四郎氏が凄い!
長男が市川宗家の養子になった九代目市川海老蔵氏
次男は初代 松本 白鸚氏

三男は二代目尾上松緑氏

すなわち
尾上 松緑さんは十一代目團十郎さんや幸四郎さんとはとこでした

十二月大歌舞伎

三部制です

いつも歌舞伎座地下で銀座線改札直結の木挽町広場でお弁当を購入しますが
本日は時間に余裕があり出店ものぞいてみました

都粋さんの
◦襦袢袖を綿テープで交換できる替え袖のラインナップがおしゃれ
◦足袋カバーがリーズナブルで生地がしっかりしており
◦洗える帯枕はやや長さがあり2WAYの帯山を楽しめます

半襟専用の両面テープもあります
◦スタッフのIさんが見せて下さっている黒留袖は外国人に人気があるそうです

Iさんに色々と説明していただいて楽しかった♡

開演近くなってしまい; 急いで上にあがります

一部あらしのよるに
二部 加賀鳶
   鷺娘

三部 舞鶴雪月花 勘九郎さんのビジュアルが気になる~
   天守物語 七之助さんに引き継ぐと思いきや玉三郎さんが演じます


きむらゆういち 原作(絵本講談社刊)
今井豊茂 脚本
藤間勘十郎 演出・振付

あらしのよるに

がぶ/狼の長  中村獅童
めい      尾上菊之助
たぷ      坂東亀蔵
みい姫     中村米吉
はく      市村竹松

のろ      市村光 
幼いころのめい 中村陽喜
幼いころのがぶ 中村夏幹
ばりい     國矢改め澤村精四郎
 
山羊のおじじ  市村橘太郎
絵師      市川門之助
がい      河原崎権十郎

狼のおばば   市村 萬次郎 
ぎろ      尾上松緑
    
 キーワードは
◦あらしのよるに   
◦友達なのに美味しそう

狼かぶの語尾 〜やんすが笑える
おばば 萬次郎さんの声が好き
そして
全体的に騒がしいのですが

山羊のめい菊之助さんの上品さに細やかな所作が引き締めてくれます
 また
途中二代目澤村精四郎さんが獅童さんと並び襲名披露の口上もあります
一般家庭からの幹部入りです  
 
あらすじ  

嵐の夜に狼のがぶと山羊のめいは小屋に避難
暗闇で互いの姿が見えず相手が誰だかわからない状況にも関わらず話が弾み意気投合。
「あらしのよるに」を合言葉に翌日の再会を約束します。
青空が広がる穏やかな翌午後互いに相手の姿を見てびっくり。
目の前にいるのは狼にとって大好物の山羊と、山羊の天敵の狼。
食べたい欲求を抑えるがぶと、食べられてしまうのかと不安を抱くめいは
話をするうちにますます親しみを覚え“友達”と呼び合うほどに仲が深まります

狼群と羊群の過去のエピソードに攻防も交え
客席降りもあり年齢を問わず親しみやすい内容です

限定に弱い…
あらしのよるに弁当を頂きました

終了後 
歌舞伎座横にのびる木挽町通りを歩いてみた

分厚い卵サンドが有名な店

2時過ぎだというのに行列は
ピググルマンのとんかつ店だと思います
地下のイタリアンも良さげです

宝珠稲荷神社
隣が工事中で土壁がぁ

マガジンハウス社

中央区役所と三吉橋
高架下は高速道路ですが

築地川の屈曲部と楓川・築地川連絡運河が交差していました

懐かしい雰囲気

路地~

横のカフェも行列でした

歌舞伎座に戻りました👣

本日は二部も拝観させて頂きます
👏

秋あたりから株主優待席のオンラインが混雑しており
なんとかとれた席
一階の最後尾は天井が低いです

ど真ん中なのでオペラグラスで視界良好です
👀

盲長屋梅加賀鳶

一 加賀鳶かがとび)

本郷木戸前勢揃いより赤門捕物まで

天神町梅吉/竹垣道玄 尾上松緑
日蔭町松蔵      中村勘九郎
春木町巳之助     中村獅童   
魁勇次        坂東彦三郎
磐石石松       坂東亀蔵

虎屋竹五郎      中村種之助 
天狗杉松       中村玉太郎

昼ッ子尾之吉     尾上左近
お朝         中村鶴松
妻恋音吉       尾上菊史郎
金助町兼五郎     尾上菊市郎
数珠玉房吉      國矢改め澤村精四郎    
御守殿門次      中村吉之丞

番頭佐五兵衛     市村橘太郎
雷五郎次       市川男女蔵
御神輿弥太郎     中村松江
伊勢屋与兵衛     河原崎権十郎

女按摩お兼      中村雀右衛門

本郷にある現在の東大赤門は加賀屋敷御守殿門でした
屋敷には藩主から足軽にいたる数千人もの人間が暮らす場であり
防火・消火するための消防組織=各自火消もおりました

    
プロローグ
本郷界隈では先日加賀藩お抱えの鳶と旗本配下の定火消の間で大喧嘩が起こりました
今日も日蔭町の松蔵をはじめ加賀鳶が勢ぞろい。
血気に逸る若い者たちを頭分の天神町の梅吉が留めます
日の暮れた御茶の水の土手際では
按摩の道玄が通りかかった百姓を手に掛け懐から金を奪い取ります
道玄は目が見えないふりをした小悪党でした

二 鷺娘(さぎむすめ)
 
1662年道頓堀で発祥の竹田からくりがもとになっておりますが
クライマックスで鷺娘が息絶える表現は

バレエの瀕死の白鳥が参考になっているとの話もあります

鷺の精 中村七之助

歌舞伎美人より

日本髪の前挿しにビラかんざしとくす玉.梵天 
赤系と桃系で二度の変えがあり島田髷には同色柄の布と丈長が見られ

私の結った日本髪に描いてみました

鷺が娘に姿を変じて舞う 独特の足さばきや二回のえびぞりもポイント
引抜きありの変化
※かぶせは、衣裳の上に別の衣裳をかぶせるように重ねて着ておいて舞台上でかぶせた衣裳を取り去り下の衣裳を見せて変化させます
ぶっかえりは上半身の着物を腰から下に垂らしその裏面を見せることで変化させます

綿帽子と白無垢に黒帯 / 恋をしている切ない心情

→ぶっかえりで赤生地の振袖 / 恋心を語る

→舞台裏で衣装替え
 紫の振り袖  /  恋心があふれ明るく高揚した気持ち

→かぶせで桃色・鴇色 髪を下ろす
 /叶わぬ恋に娘は白鷺となり苦しさに羽をはばたかせ苦悩する
 
→二度目のかぶせで光沢のある生地にはサギ羽を思わせる地模様
 切り裂かれた肩の傷口から血がにじむ/凄まじく踊り息絶える

引き抜きのタネは糸で変化する前と後の衣裳を重ねて袖や裾などを糸で荒く縫っておき
舞台上で後見さんがタイミングよく糸を抜いて変化させます
この糸はきれいにすっと抜けるように縫う荒さなどを後見さんと相談して調整してあり
何度も同じところを縫うので衣裳が傷まないよう同じ針穴に針を刺すようにして気を配っているそうです

 

2009年まで400回以上中村玉三郎さんが舞った鷺娘を
七之助さんが美しく見事に舞い別世界にいざなってくださりました♡

さて今年のブログはこれが最後となります

急に寒くなりましたので体調管理もお願いいたします

ღ どうぞ良い年をお迎えくださいませ ღ

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まり
生涯現役! 余暇を楽しみ、 お客様に喜んでいただけるように 知識と技術の向上に取り組んでいく所存です!

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